老後の資金に不安を感じたときや、住宅ローンの返済が厳しいと感じたとき、まとまった資金が必要だと考えることがあります。
そんなときに利用できるのが「リースバック」です。
ただし、リースバックを利用したからといっても良いことだけが起こるわけではありません。
そこで今回は、リースバックでよく起きるトラブルや事例と対策方法をご紹介します。
リースバックで起きるトラブルの注意点
リースバックとは、自宅を不動産会社などに売却して、その後に賃貸借契約を結び、同じ家に住み続ける方法です。
ただし、リースバックを利用するには注意点があります。
たとえば賃貸期間が2年に設定されていることが多く、長く住み続けるのが難しい可能性がある点です。
そして、不動産会社の買取価格が相場よりも低い傾向にあるのも、注意点となるでしょう。
"さらにその物件を数年後に再購入する場合、買戻価格が相場よりも高額になることが多いのも、注意すべき点です。
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リースバックでのトラブル事例
リースバックをおこなうと、同じ物件に住み続けることはできますが、買取会社から家賃引き上げの請求がくるケースがあります。
また、勝手に売却される事例もあり、新しい貸主に契約が引き継がれてしまい、賃貸借契約の更新ができないというトラブルもあります。
そして建物の価値が経年劣化により下がるので、本来は再購入しやすい価格になりますが、リースバックした物件を買い戻す際の金額は高く要求されるケースがあります。
買い戻しができない、立ち退きを余儀なくされるという理不尽な出来事に遭遇する可能性があるので、注意しましょう。
リースバックのトラブルを防ぐための対策
リースバックの契約後にトラブルが起きることは珍しくありません。
そこで、トラブルを回避するためにリースバックの契約前に対策をしておきましょう。
まずは買取価格が適正価格かどうかを確認し、その後に支払う家賃と比較して契約を検討します。
賃貸借契約に関しては、定期借家契約か普通借家契約かを確認し、買戻価格と条件などもしっかりチェックをしましょう。
契約書にサインをする前に、これらの確認をすることでトラブル回避の対策となります。
また、物件の所有者が許可なく第三者に売却されるのを避けるには、書面に「事前の相談なく物件を売却するのを禁止」する旨を記載してもらうのもおすすめです。
まとめ
リースバックは資金面で不安を感じているときに、それらを解消してくれるような仕組みです。
ただし、さまざまなトラブルもあるので、事前にトラブルを回避するための対策をおこないましょう。
契約書にサインをする前に、必ず重要なポイントを確認することが大切です。
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