リストラや体調不良など何らかの状態で固定資産税が払えなくなってしまうこともあります。
もし売却を考えていた家の固定資産税を滞納してしまった場合、その家を売却することはできるのでしょうか。
ここでは、固定資産税を滞納してしまったらどうなるのか、その場合に家を売却する条件や方法について解説します。
不動産の売却!固定資産税を滞納するとどうなる?
固定資産税の通知は毎年4~5月頃に郵送されてきます。
固定資産税の納付は年1回か4回に分けて納付することになっていますが、期限内に納付されなかった場合は延滞料が発生します。
●期限の翌日~1か月以内…2.6%
●期限の翌日~1か月を超えた場合…8.9%
固定資産税の納付期限を過ぎると自治体から催促状や納付催告書が郵送されてきます。
しかし、それでも固定資産税の納付をしなかった場合は、以下のような流れになります。
●固定資産税を滞納して30日以上経過すると税務署が家を差し押さえられるようになる
●差し押さえられた家は売却できず自治体が公売にかける
家が公売にかけられるとそのまま家に住むことはできなくなり、家を取り戻すことは難しくなります。
固定資産税を滞納していても不動産売却できる条件
家の差し押さえ前であれば家を売却することは可能ですが、家を売却するためには、滞納分の固定資産税を支払う必要があります。
固定資産税は税務署に相談すれば毎月分割払いにしてもらうことなどの変更が可能です。
家の差し押さえ後の場合は、自治体に差し押さえ登記を解除してもらわなくてはいけません。
差し押さえを解除する条件は以下の2つです。
●売却した金額を固定資産税の支払いにあてる
●税務署に差し押さえの解除費用を支払う
税務署に連絡をして差し押さえが解除できないか相談してみましょう。
固定資産税を滞納状態での不動産の売却方法
どうしても固定資産税を支払うことができず、それでも家に住み続けたい場合は以下のような方法をとることができます。
1つは親族間売買をすることです。
親族に家を購入してもらい、その金額で固定資産税の滞納金を納付する方法です。
しかし、親族間売買は住宅ローンの審査が通りにくいことがあるので注意してください。
固定資産税を支払えない場合、住宅ローンの支払いも難しいことが多いので、任意売却をすることもできます。
任意売却は住宅ローンを借りている金融機関に許可をもらう必要があります。
そのほかにも、家の名義を買い取り業者に売るリースバックという方法があります。
リースバックで家を売れば、売却金額で固定資産税の滞納金を支払い、かつ賃貸物件として家に住み続けることが可能です。
まとめ
固定資産税を滞納するとどうなるのか、それでも家を売却できるのかを解説しました。
どんな方法をとったとしても、固定資産税は必ず支払わなくてはいけません。
まずは税務署とどのような方法であれば固定資産税を支払えるのか、今後どうやって支払っていくのかを相談してみると良いでしょう。
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